佐藤直紀
ワーナーミュージック・ジャパン
¥ 2,659
コメント:映画を観ました。漫画ファン用の映画の様な気がしてなりません。正直、原作をほとんど知らない者には今ひとつです。折角綺麗であろう主役の殺陣も、早過ぎて何をしているのか判らない・・・格好良いのでしょうが、それだけではスクリーンで観る価値は半減してしまうのでは?
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お晩です。朝ですが・・・
もののけです。
「るろうに剣心」を観て参りました。
原作もほとんど読んでいないし、アニメ化されているのもよく知らなかったので、予告を観ても
「映画化されたんだ・・・」
くらいにしか思わず、あまり関心は無かったのですが・・・
次のお芝居が剣殺陣リベンジ作品であり、仲間内の評判も良かったので2週連続で出掛けた次第
です
が・・・
残念ながら、もののけにはあまり面白い作品ではありませんでした
第一に、一番観たかった剣筋は最初「綺麗」だと感じたのですが、後半早回しの様で早過ぎて
何をしているのかほとんど判りませんでした。
これでは、意味がありません・・・
動体視力を鍛えろって?
そうですね・・・
第二に、ストーリーがあまり練られていない様子。
原作があり、長編を短時間にまとめる難しさもあるのでしょうが、それをこなしてこそスクリーンに
映す価値があるのではないかと・・・
佐藤健君の殺陣は綺麗だと思います。
「切れない刀」で戦っている為か、「殴る・蹴る」も多用していますがこちらもきちんとこなしている
様子。
元々、武道の心得があるのでしょうか?
細かい表情や仕草のお芝居も、良いと思います
それだけに、期待していたのですが・・・
頬の傷の理由も、見せ場の一つでしょうにカットされたのか中途半端だし、固く誓ったであろう
「不殺」の信念をあっさりと捨てようとする程の絆を、いつ薫と結べたのかも今ひとつ
判らなかったし、何よりも
「薫殿を守る為に、人斬りに戻る」
という言葉を、本人の前で言わせるか、脚本家?!
このシーンって、原作にあるんですか?
だったら、原作者の責任ですが。
この言葉で、どれだけ薫が傷付く事か。
だからこそ、自ら術を解けたのかも知れませんが・・・
もし、解けなくて剣心が殺していたら、一生薫は傷付いたままかも知れないじゃないですか。
つまり、もっときちんと人間関係を描くか、信念を捨てる過程を丁寧に描いて欲しかった気がします。
でなければ、過去の剣心の心の深い傷があまりに軽く扱われている気がします
こう考えてしまうのは、原作を知らずファンでもなく、「格好良い」では満足出来ないもののけ
だけのつまらない観方なのでしょうか?
又、偉そうな事をつらつらと書き連ねてしましました
済みません・・・